スーパーなどで購入してきた食品はどのように扱われていますか?
数週間前までは、気にしていなかったのですが、
都内の感染者数が急増し始めた3月25日あたりから
購入してきた食品の扱いにも気を配るようにしました。
今、大事な事は、
外から持ち込んだウイルスを、台所や冷蔵庫まで持ち込まない事です。
以前、保育園の給食の調理(調理室は手術室なみのクリーンな環境です)
をしていた際、
おこなっていた食品衛生管理をもとにし、
私自身の考察を加え、ウイルス対策のための食品の扱い方をお伝えします。
保育園の調理をしていた当時は
「ここまでしなくてはならないの?」と、思っていましたが…
今は、その経験とその後の知見が生かされ、
皆様のお役に立てることを願っています。
★保育園などの調理は、学校給食などの集団給食施設において
食中毒を予防するために厚生労働省が作成した
「大量調理施設衛生管理マニュアル」に添って衛生管理と調理をしています。
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まず、お買い物中の買い物かごが一番付着しているので、
使用後の手の除菌は必ずしましょう。
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外から持ち込んだウイルスを、台所や冷蔵庫内に持ち込まない事、
食品や、食品の包材にはウイルスが付着していることをイメージして。
まず購入してきた食品は、
①お部屋に入れる前に、お部屋の外に一旦おきます。
私は、誰も触らない玄関の隅に置きます。
②手洗いやうがいを済ませ身綺麗にした後、
使い捨て手袋をし購入してきた食品などを部屋またはキッチンにいれます。
③食品ラップなどにくるまれたもの(お肉や野菜、パンなど…)は、
すべて剥がし、自宅にある綺麗なビニール袋に移しかえます。
その際、手袋をした手で直接お肉などの食品を触らないように。
包材は、すぐに買い物袋にまとめ、口を結んでゴミ箱に捨てます。
すべての移し替えが終わって、
再度綺麗な手袋に履き替えた後、
もしくは手洗いをしたあと、初めて
それを冷凍庫や野菜室に移します。卵なども同様です。
パッケージに入ったまま、とりあえず冷蔵庫に、は止めましょう。
「冷蔵庫内に持ち込まないようにする」を心がけましょう。
<冷凍庫でウイルスは死なず、長期間生き続けると言われています。>
<食品は加熱するとウイルスは無くなりますので大丈夫です>
④外箱はすべて捨て、中袋だけにします。
たとえば、マヨネーズやケチャップ類、がそうですね。
外袋を取り除いた中身だけの容器にし食品の保管場所にしまいます。
ジャムや醤油などの瓶類は次亜塩素酸ナトリウム溶液を作り、
それで瓶のまわり特に蓋近くはよく拭き取ります。
(もちろんアルコール消毒液がある方は、吹きかけます。)
★★★
私は、購入してきたお肉などは、すぐに上記のようにしていますが、
ラップなどで包まれた野菜や乾物などすぐに使わない食品は、
そのまま部屋の外(玄関の隅)に置き、
触らないようにし2日間以上置きっぱなしにします。
(ツルツルした面には、2日間残るといわれています)
それから部屋(台所)に入れ、自宅のビニール袋に入れ替えたりしています。
野菜などをくるんだ食品ラップや包材に付着しているかもしれない、
ことをイメージして、中の野菜に付着しないようにします。
野菜は少ししんなりしてしまいますが、仕方ないですね。。。
入れ替えが出来ないものは、次亜塩素酸ナトリウム溶液を作り、
表のツルツルしたパッケージや食品ラップをまんべんなく拭きます。
食器用洗剤で表面を洗っても良いでしょう。
⑤④の作業が終わったら、
作業をした台所もしくはテーブルは綺麗に次亜塩素酸ナトリウム溶液で引き取り、
手袋をはずし表面を触らないようにし、ゴミ箱に捨てます。
そして、再度綺麗に手を洗い終了です。
要するに、食品のパッケージすべてに、付着しているとイメージして、
部屋に持ち込まない、冷蔵庫に持ち込まない、という気持ちで
扱うと良いかもしれません。
ですが、これは最初慣れないと大変な作業です💦
★★★一番簡単で良いのは、
常温保存できるもので、
●すぐに使わない、食べないものは触らずそのまま「2日間ほっておく」
●冷蔵保存が必要な食品(肉魚など)は、③の方法で、
とおぼえておくのが良いですね💗
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以前アップした、3月25日の「食品の備えポイント」で
「お買い物に行く回数を減らす為に、
計画的にまとめて購入しましょう、目安は2週間」
と書いたのには、こういう理由があるからです。
計画的にメニューを立て、メモをし、
混雑したスーパーでの購入時間を最低限にし、
上記の作業の時間も短縮したり、効率よくするために、
計画的なまとめ買いをする事をおすすめします。
「買い占め」や「買いだめ」では無く、
「計画的なまとめ買い」です。
「そこまでしなくても?!」と思われる方もいらっしゃると思いますが…
私は、これもすべてすべて命を守るための
「食のリスクマネジメント」と考ています。
とくに高齢者様、病中病後の方、妊娠中や産後、
お子様がいらっしゃるご家庭では、おすすめします。
はじめは大変ですが、慣れてくると効率よくできるようになります。
お役にたてば幸いです。
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