私も、まったくそう思います。
「明けない夜がないように、
ウイルスに打ち勝つその日は必ずきます。
その日を心待ちにしながら、
目の前にある毎日を
有意義なものにしていきたいものです」
今、自分ができることを。
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以下、サイトから添付〜
https://www.designstoriesinc.com/panorama/lasaison/?fbclid=IwAR0tULXeXUh8rPNwlc1SZikmBgbbbEdy-6AqBjQZPJWrrI2INyMjgbdTFEw
PANORAMA STORIES
世界が立ち止まっても、季節は巡る。
Posted on 2020/03/20Design Stories
今、欧州では2億人以上の人々が外出制限を受けていて、
2020年を欧州で生きる私たちは、生まれて初めて、
「家から出てはいけない」という状況を経験しています。
これ以上苦しむ誰かをつくらないために、
市民が連帯して見えない敵と戦っています。
そんななか、フランスでシェアされている一編のポエムが
多くの人に感動を与えています。
その詩は未来から今の私たちを振り返る形で書かれています。
いつか、未来の子供たちが、今起きている出来事を歴史の一節として学ぶ日が来るでしょう。明けない夜がないように、ウイルスに打ち勝つその日は必ずきます。その日を心待ちにしながら、目の前にある毎日を有意義なものにしていきたいものです。
それでは、いま、フランスで多くの人々を感動させている、
詠み人知らずの詩を、翻訳してお届けしましょう。
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世界が立ち止まっても、季節は巡る。
あれは2020年の3月だった。
通りに人はいなかった。商店は閉まり、人々は家から出られなくなった。
だけど、春はそのことを知らなかった。
花は咲きはじめ、太陽が照り、鳥たちは歌い、
そろそろツバメたちがやってくる頃で、空は青く、
いつもより朝が早くやってくるようになっていた。
あれは2020年の3月だった。
若者はオンラインでの勉強を強いられ、
家での過ごし方を工夫し、人々はショッピングも、
美容院に行くこともできなかった。
もうすぐ、病院に場所がなくなってしまうというのに、
人々はどんどん病気にかかっていった。
だけど、春はそのことを知らなかった。
公園を散歩する季節がやってきて、草木は緑色に色づいていた。
あれは2020年の3月だった。
おじいちゃん、おばあちゃん、家族、子どもを守るため、
外出は禁止されていた。
集会も、食事も、家族パーティーも無くなり、
恐怖は現実となって、日々は恐怖に包まれた。
だけど、春はそのことを知らなかった。
りんごやサクラの木は花を咲かせ、葉っぱは力強く育っていた。
人々は本を読み、家族と過ごし、外国語を学んだり、
バルコニーで近所の人と音楽を共有しはじめた。
それは、”連帯”やこれまで持っていなかった
”価値観”を生むために学んだ新しい表現の方法だった。
人々は健康や苦しみ、停止してしまった世界、急落した経済の大切さに気づいた。
だけど、春はそのことを知らなかった。
花は散り、果物がなって、鳥たちは巣を作り、ツバメたちがやってきた。
そして、自由になる日が訪れた。人々はテレビでそれを知った。
ウイルスは私たちに負け、人々はマスクや手袋を外し、
通りに出て、歌って、泣いて、近所の人たちと歓喜し合った。
その時、夏がやってきた。
春は何も知らなかったから、ウイルスや恐怖や死とともに、
春はずっとそこにい続けた。
春は何も知らなかったけれど、人々に生命力というものを教えた。
全てはうまくいく。
家にいよう、自分たちを守ろう、そして、人生を楽しもう。
愛し合おう。
作者不明
訳 designstoriesinc
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